大境洞窟発掘調査100周年記念リレーコラム『大境』第3回 「最初に出会っていた遺跡」

 大境洞窟遺跡が発見されてから今年で100年になる。何か思うところを述べよという。

 遺跡というものに出会ったのは高校1年の時で、最初に出会った遺跡は中山南遺跡である、とこれまで思い込んでいた。今年になって、小学校6年の時に大境洞窟を訪れていたことを思い出した。昭和39年8月19日、社会見学は氷見方面であった。当時、洞窟前に大きな字で「大境洞窟遺跡出土品」と書かれたプレートの下に6枚の写真が展示され、その右どなりに説明板が立っていた。遺跡への興味は、この時に芽生えたのかもしれない。
(副会長 久々 忠義)
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大境第37号の発刊しました

 機関誌『大境』第37号が完成しました。106ページとなりました。2編の論文、1編の研究ノート、4編の報告、平成28年度の学会動向を掲載しました。平成29年度会費納入者にまもなく配布しますので、未納の方は会費納入をお願いします。
会員(追加)購入価格は1冊1,500円、一般購入価格は1冊2,000円です。
この後しばらくしてもお手元に届かない方は、事務局までお問い合わせください。

【目 次】

論 文
  池野 正男
    越中の置き竈と手工業生産(下)
  新宅 輝久
    越中国内の古代・中世官道を考える -近世街道から遡って-
研究ノート
  上野  章
    弥生時代、古墳時代の炭化米の出土遺跡の状況から
報 告
  佐々木由香・米田恭子・町田賢一
    小竹貝塚出土の土器付着炭化鱗茎の同定
  川端 典子
    不動堂遺跡出土土器の種実圧痕跡
  高橋 浩二
    富山県朝日町まいぶんKAN所蔵 泊高校地学クラブ収集品の土師器高杯
  西井 龍儀
    小矢部市北一小谷山遺跡出土の銅製仏具と珠洲収納壺
    
動 向
  富山県の考古学動向(平成28年4月~平成29年3月) 

大境37a

富山市婦中安田城跡歴史の広場 歴史講座「中世城館の情報連絡について ―富山市のお城を中心として―」の開催について

 富山市婦中安田城跡歴史の広場では、歴史講座「中世城館の情報連絡について ―富山市のお城を中心として―」が開催されます。

日 時;平成30年6月19日(火) 10:00~12:00
会 場;富山市婦中安田城歴史の広場 安田城跡資料館
講 師;佐伯哲也氏(北陸城郭研究会会長、本会会員
参加費;無料・申込不要
 また、ミニ企画展「秀吉の越中出陣前後の婦中 ―白鳥城・安田城・大峪城・安養坊砦、そして富山城―」が平成30年7月1日(日)まで開催されています。

【問い合せ先】
富山市教育委員会埋蔵文化財センター 076-465-2146
HP:http://www.city.toyama.toyama.jp/etc/maibun/yasuda/top.htm



安田歴史講座

北代縄文館ミニ企画展「捨て場からみえる縄文人の暮らし」の開催ついて

 富山市北代縄文館では、ミニ企画展「捨て場からみえる縄文人の暮らし」が開催されます。

 富山市浜黒崎野田・平榎遺跡では、縄文時代後~晩期(約3,500年前)に形成された土器捨て場がみつかりました。川の傾斜を利用し、厚さ2m以上の堆積がみられ、大量の縄文土器、石器類、土製耳飾り、遮光器土偶などが出土しました。
 出土した資料から当時の縄文人の暮らしについて探ります。(チラシより)

会 期;平成30年5月29日(火)~11月25日(日)
会 場;富山市北代縄文広場 北代縄文館
入館料;無料
開館時間;9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日;月曜日(祝日は除く)、祝日の翌日(土曜日・日曜日の場合は開館)
    ※8月13日は臨時開館

【学芸員による展示説明会】
日 時;6月9日(土)10:00から
参加費;無料
申 込;不要

【問い合せ先】
 富山市教育委員会埋蔵文化財センター 076-465-2146
 HP;http://www.city.toyama.toyama.jp/etc/maibun/index.htm


北代ミニ企画展


大境洞窟発掘調査100周年記念リレーコラム『大境』第2回 「大境洞窟の石棒」

 大正7年(1918)に大境洞窟遺跡発掘調査の端緒となった白山社の社殿改築時に出土した大型石棒は、当時『高岡新報』が「…長さ三尺廻り一尺八寸の大砲弾の如き石…」と報じている。この石棒は小島俊彰名誉会員によって鍔と彫刻を持つ縄文時代中期中ごろに作られたことが知られている。
 2000年3月に氷見市史考古資料編調査のため、石棒が保管されている東京大学総合研究博物館で実測した際、その大きさと彫刻の見事さに圧倒された。石棒は全長95㎝、最大径20㎝で、傷みも少なく、4000年以上も洞窟内でよくぞ遺っていてくれたという思いである。
(理事 西井龍儀)

発掘速報展2018 part1「熊野川流域の古代のくらし」 の開催について

 富山市南部の熊野川流域では、奈良・平安時代(約1,200年前~1,000年前)に大規模な集落が営まれていたことがわかっています。
 今回の速報展では、黒瀬大屋遺跡から出土した「中田」と墨書された土器や、緑釉陶器・灰釉陶器、土錘と、隣接する黒崎種田遺跡から出土した、市内では2例目となる暗文土器を展示します。
 奈良・平安時代に熊野川流域で暮らした人々の生活を物語る貴重な資料です。(チラシより)

日 時;平成30年5月15日(火)~平成30年7月18日(水)
    9:00~17:00(入館は16:30まで)
会 場;富山市考古資料館(富山市民俗民芸村内)
入館料;100円、高校生以下無料

【学芸員による展示説明会】
日 時;平成30年6月30日 10:00~
事前申込不要

【問い合せ先】
 富山市教育委員会埋蔵文化財センター 076-465-2146
 富山市考古資料館 076-433-8634

速報展(考古)

<新刊紹介> 佐伯哲也著『飛騨中世城郭図面集』

 本会会員である佐伯哲也氏の城郭図面集シリーズの新刊が刊行されました。2011年のシリーズ第1冊から数えて6冊目となります。
 今冊は著者が「第二の故郷」と呼ぶ飛騨の城館です。飛騨全体で約800ヶ所を調査したという著者が、城館と判定した114城を取り上げています。 緻密な縄張図、史料や発掘成果を加味した詳細解説、大胆な新説など、著者の研究成果がふんだんに盛り込まれています。
 また、特別論文として高山市松倉城の石垣についての考察が加えられます。 研究者・埋文行政に関わる者・城郭愛好者等にとって、永く参照され続けられるであろう重要な基本文献といえます。多くの方が手に取られるよう紹介させて頂きます。
(A4版 304頁 5000円+税 2018年4月30日発行 桂書房)                              (野垣好史)

飛騨中世城郭図面集

プロフィール

富山考古学会

Author:富山考古学会
1949年に設立。会の目的は、おもに富山県の考古学調査と研究、考古資料をはじめとする文化財の保存と継承、そして新人の指導。学会誌『大境』と連絡紙を発行。シンポジウムなどの研究活動、遺跡整備事業などに貢献。2008年、文部科学大臣表彰を受章。2011年、日本学術会議協力学術研究団体に指定。
※写真は氷見市大境洞窟(国史跡) [氷見市立博物館蔵]

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