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『まいぶんKAN令和5年度特別展 境A遺跡出土品 朝日町文化財指定記念 縄文の匠たち-受け継がれる技と美-』展の開催について

 朝日町埋蔵文化財保存活用施設まいぶんKANでは、令和5年に新たに朝日町指定文化財となった境A遺跡出土遺物182点を中心に展示が開催されます。

  境A遺跡は、昭和 59 年・60 年に北陸自動車道建設に先 立って発掘調査され、縄文時代早期~晩期の遺跡であるこ とが明らかになりました。境Aムラの人々は、目の前の海 岸で石器や玉の材料を採取して加工した匠の集団でした。 数千年にもわたってこの地に暮らした人々の残した遺物は、 約10万点にのぼります。これらの出土品は、平成11年に2,432 点が国重要文化財に指定されていますが、令和5年3月には、新たに182点が朝日町の指定文化財になりました。 これを記念して、新指定品全点を公開いたします。
 さらに、国重要文化財を期間限定で特別公開いたします。 境Aムラの人びとが残した匠の技術と縄文の優品をお楽し みください。
(チラシより)

会  期;8月4日(金)~12月24日(日)
休館日;毎週火曜日、8月15日~8月22日(展示入替えのため)
特別開館;8月8日(火曜日)
展示品;朝日町指定文化財となった境A遺跡出土品182点
    ①玉類製作関係遺物 ②磨製石斧製作関係遺物 ③縄文土器 ④土製品 ⑤石器・石製品類 ⑥木製品
◎8月4日(金)~14日(月)の期間、国重要文化財境A遺跡出土品45点を特別公開(富山県埋蔵文化財センターの所有者展示)
展示品:縄文土器5点(鍔付土器、異形土器、釣手形土器など)、硬玉大珠、玉類、磨製石斧、石棒、土偶 ・重要文化財展示期間は無休です。
入館料;300円、高校生以下無料 朝日町立ふるさと美術館との共通券を購入されると100円引きになります。

〈記念講演会〉
日  時;10月1日(日)14:00
会  場;
朝日町立ふるさと美術館体験学習室
講  師;山本正敏氏(本会会長)
参加費;100円(資料代)

〈縄文講演会「見る!きく!さわる!縄文の不動堂ムラに住んでみたら?」〉
日  時;10月14日(土)14:00~15:00
会  場;朝日町立ふるさと美術館体験学習室
講  師;安芸早穂子氏
定  員;35名
参加費;無料

〈ワークショップ「描くぞ!縄文人なりきり絵日記」〉
日  時;10月15日(日)10:00~15:00
会  場;まいぶんKAN・不動堂遺跡周辺
定  員;20人/親子の場合は組(事前申し込み制)
参加費;300円
復原画家の安芸早穂子さんを講師に、縄文時代の復元画を体験する講演会、ワークショップがあります。

【問い合わせ先】 朝日町埋蔵文化財保存活用施設まいぶんKAN TEL;0765-83-0118
         https://www.town.asahi.toyama.jp/soshiki/maibunkan/maibunkanhome.html

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まいぶんKAN常設展の拡充展示-浜山玉つくり遺跡、民具

 6月28日より、まいぶんKANでは浜山玉つくり遺跡の出土品の展示拡充を行いました。
 ヒスイの分割技法である「浜山技法」の見られるヒスイ加工品や製作工程など、これまでよりヒスイの展示点数を増やしています。
 また、発掘当時の貴重な写真を、当時特別調査委員であった椙山林継氏より提供いただき、展示しています。7月24日(月)までの短い期間の展示となりますが、どうぞご来館ください。
 また、ミニコーナーとして、「鍛冶屋の里」開催中です。朝日町には現在も現役の鍛冶屋さんがいます。 館蔵資料に鍛冶屋さんへの取材を加えて展示しています。
入館料:200円(一般)、高校生以下無料
毎週火曜休館 開館 9:30~16:30(最終16:00)

【問合せ先】朝日町埋蔵文化財保存活用施設 まいぶんKAN(〒939-0723 富山県下新川郡朝日町不動堂214)
      ☎ 0765-83-0118

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【富山県埋蔵文化財センター「令和4年度市町村連携発掘速報展・春の虫干会~重要文化財の風通し~」のお知らせ】

富山県埋蔵文化財センターでは、「令和4年度市町村連携発掘速報展・春の虫干会~重要文化財の風通し~」が行われています。
「令和4年度市町村連携発掘速報展」では、当センターと市町村教育委員会等が、県内で近年実施した発掘調査の出土品や研究成果を持ち寄って、一堂に展示します。
「春の虫干会」では、当センターが所蔵する国指定重要文化財「富山県境A遺跡出土品」等の保存状態の定期点検を兼ねて、風通しの様子を公開します。

期間:令和5年2月4日(土曜日)~4月2日(日曜日)
開館時間:9時00分~17時00分
入場料:無料
休館日:金曜日

主な出土品

黒崎種田遺跡出土曲物(富山市教育委員会)
越中国分寺跡出土軒丸瓦(高岡市教育委員会)
沖塚原東B遺跡出土呪符木簡(射水市教育委員会)
園カンデ窯跡出土焼き歪んだ須恵器(氷見市教育委員会)
本江遺跡出土縄文土器深鉢(滑川市教育委員会)
南太閤山1遺跡出土縄文土器深鉢((公財)富山県文化振興財団)
浜黒崎飯田遺跡出土古墳時代土師器壺(富山県埋蔵文化財センター)

HP:https://www.pref.toyama.jp/3041/miryokukankou/bunka/bunkazai/maibun/tenji.html

富山県埋蔵文化財センター
〒930-0115 富山市茶屋町206-3
電話番号:076-434-2814
ファックス番号:076-434-2859

2023-02-25速報展

高岡・射水合同企画展「古代のものづくりと寺院」の開催について

現在、高岡市万葉歴史館の万葉学習コーナーにて、「古代のものづくりと寺院」展を開催中です。
今から1350年前、射水市で生産された屋根瓦が伏木地区の御亭角廃寺(おちんかどはいじ)に運ばれ、当時の寺院の屋根を飾りました。高岡・射水両市で出土した瓦などを展示し、越中の仏教文化のはじまりを紹介しています。

高岡会場【開催中】
会期:令和4年10月19日(水曜)から令和5年3月27日(月曜)
開館時間:【11月~3月】午前9時から午後5時(入館は午後4時15分まで)
展示会場:高岡市万葉歴史館(高岡市伏木一宮1-11-11)
観覧料:一般300円、中学生以下無料、65歳以上240円

展示品
高岡市御亭角廃寺【瓦(軒丸瓦)】
射水市小杉丸山遺跡【瓦(軒丸瓦・平瓦・丸瓦)、須恵器(坏蓋・坏身)】
射水市小杉流団No.16遺跡【印仏・墨書土器】
射水市天池C遺跡【須恵器(鈴・当て具・皿・坏蓋・坏身)】


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特別展「再発見! 本江遺跡」展の開催について

 滑川市立博物館では、富山県指定文化財(史跡)「本江遺跡」指定50周年記念 特別展「再発見! 本江遺跡」展-文化が交差する縄文時代と謎の五角形住居をもつ古墳時代- が令和4年7月23日(土)~9月19日(月・祝)が開催されます。

会  期;令和4年7月23日(土)~9月19日(月・祝)
会  場;滑川市立博物館
開館時間;10:00~18:00(入館は17:30まで)
休 館 日;月曜日(9月19日は開館、8月12日(金)
入 館 料;無料

〔講演会〕 各回定員 15名
 第1回 7月30日(土) 13:30
     「白岩川・上市川流域の古墳」
     髙橋 浩二氏(富山大学教授・本会幹事


 第2回 8月27日(土) 13:30
     「縄文後期の本江遺跡-東西交流の結節点-」
     秋田かな子氏(東海大学准教授)

 第3回 9月10日(土) 13:30
     「本江遺跡における縄文人の暮らし」
     麻柄 一志氏(魚津歴史民俗博物館・本会副会長

〔展示解説会〕
  開 催 日;7月23日(土)、8月14日(日)、9月17日(土)、9月19日(月・祝)
  時  間;11:00~11:30、13:00~13:30
  各回定員;20名
 
本江遺跡の土器を整理してみよう!
  開 催 日;7月24日(日)、8月6日(土)、8月20日(土)
  定  員;15名

【問合せ先】滑川市立博物館 ☎076-474-9200
      https://www.city.namerikawa.toyama.jp/museum/index.html
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ミニ企画展「令和3年度 市町村連携発掘速報展」の開催について

 富山県埋蔵文化財センターでは、ミニ企画展「令和3年度 市町村連携発掘速報展」が開催されます。また、同時に「春の虫干し ~重要文化財の風通し~」が開催され、国指定重要文化財境A遺跡の出土品を展示します。

会  期;令和4年2月5日(土)~4月3日(日)
会  場;富山県埋蔵文化財センター
開館時間;9:00~17:00
休 館 日;金曜日・2/14(月)、2/11(金・祝)は開館
展示資料
 富山市;上野井田遺跡(弥生土器・臼玉、富山市教育委員会)
 高岡市;東木津遺跡(奈良平安時代漆紙・土器・木製品、高岡市教育委員会)
 射水市;沖塚原東B遺跡(井戸曲物・漆器・珠洲、射水市教育委員会)
     南太閤山Ⅰ遺跡(縄文土器・石器・種実遺体、(公財)富山県文化振興財団)
 魚津市;松倉城跡(中世土師器・陶磁器、魚津市教育委員会)
 氷見市;阿尾島田A1号墳(ガラス小玉・碧玉管玉・翡翠垂玉、氷見市教育委員会)
 小矢部市;芹川遺跡(銅鈴・瓦塔・奈良平安時代土器、小矢部市教育委員会)

【問合せ先】
 富山県埋蔵文化財センター 076-434-2814
 ホームページ;https://www.pref.toyama.jp/3041/miryokukankou/bunka/bunkazai/maibun/index.html 

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高岡市万葉歴史館「万葉学習エリア」オープンと展示のお知らせ

 高岡市万葉歴史館は令和2年度から、順次展示リニューアルを進めており、令和3年9月26日に「万葉学習エリア」としてリニューアルオープンしました。

 このリニューアルオープンを契機として、「万葉学習エリア」の一角で高岡市教育委員会が保管する出土資料や関連資料を展示する運びとなりました。

 今回の展示「越中国府・国分寺を掘る」では、越中国府に関する出土資料の他、県史跡越中国分寺跡や御亭角廃寺など、伏木地区に所在した古代寺院に関する資料を展示しています。
 この機会に、万葉集の編纂者大伴家持が赴任した越中国府を展示を通して学び、現地を訪れてみてはいかかでしょうか。
【問い合せ先】高岡市万葉歴史館 TEL0766-44-5511
       高岡市教育委員会文化財保護活用課 TEL0766-20-1463

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「越中国府・国分寺を掘る」
会期:令和3年9月26日~令和4年5月終了予定(期間中展示替えあり)
会場:高岡市万葉歴史館 万葉学習エリア
入館料:一般:300円、団体・65才以上:240円、中学生以下:無料
開館時間:11月~3月9時~17時、4月~10月9時~18時(入館は閉館45分前まで)
休館日:火曜日・年末年始
※詳細は高岡市万葉歴史館HP;https://www.manreki.com/

プロフィール

富山考古学会

Author:富山考古学会
1949年に設立。会の目的は、おもに富山県の考古学調査と研究、考古資料をはじめとする文化財の保存と継承、そして新人の指導。学会誌『大境』と連絡紙を発行。シンポジウムなどの研究活動、遺跡整備事業などに貢献。2008年、文部科学大臣表彰を受章。2011年、日本学術会議協力学術研究団体に指定。
※写真は氷見市大境洞窟(国史跡) [氷見市立博物館蔵]

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