越中瀬戸焼-土と炎の伝統-の開催について

 富山県を代表する伝統工芸品のひとつ、越中瀬戸焼。その名の通り越中(富山県)で焼かれた瀬戸焼という意味で、そのルーツはいわゆる瀬戸・美濃焼にあります。
  越中瀬戸焼の記録の上で最も古いのは立山町上瀬戸集落に伝わる古文書で、それによると天正16年(1588)頃に「小二郎」という瀬戸焼の陶工が前田氏に よって「上すへ村」(上末村)に召し寄せられていたことがわかります。ただし、それ以前に築かれたとみられる窯が上市町(黒川窯)・滑川市(小森窯)で確 認されており、その黎明期にはいくつかの動きがあったことがうかがわれます。なお、町内に所在する黒川窯は、現在のところ最古の窯として位置づけられてい ます。
 その後、越中瀬戸焼は加賀藩の御用窯として江戸時代を通じて立山町新瀬戸地区を中心に栄えましたが、明治時代以降になると瓦生産への転換 が進み、陶器生産は次第に縮小していきました。しかし、昭和に入ると徐々に復興の機運が高まり、現在では4か所の窯元が伝統を紡いでいます。
 今回の企画展では、越中瀬戸焼の発祥を物語る初期の窯資料や江戸時代の優品、そして現代作家の作品を通じて、越中瀬戸焼の歴史をたどります。先人が遺し、現代まで継承されてきた「土と炎の伝統」にふれ、あらためて郷土の歴史・文化に思いを馳せていただければ幸いです。

 会 場;上市町弓の里歴史文化館
 期 間;平成27年3月21日(土)~4月19日(日)
 休館日;月曜日
 開館時間;午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
 入館料;無料
 主 催;弓の里歴史文化館
 共 催;上市町、上市町教育委員会、(一財)上市町健康文化振興財団
 
備 考;展示担当者及び「かなくれ会」によるギャラリートークを開催します。
     平成27年4月5日(日) 午後13時30分~
     参加無料、事前申込み等不要
 問い合わせ先;上市町生涯学習班 TEL;(076)472-1111
 HP;
http://www.town.kamiichi.toyama.jp/event-topics/svTopiDtl.aspx?servno=1592 

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富山考古学会

Author:富山考古学会
1949年に設立。会の目的は、おもに富山県の考古学調査と研究、考古資料をはじめとする文化財の保存と継承、そして新人の指導。学会誌『大境』と連絡紙を発行。シンポジウムなどの研究活動、遺跡整備事業などに貢献。2008年、文部科学大臣表彰を受章。2011年、日本学術会議協力学術研究団体に指定。
※写真は氷見市大境洞窟(国史跡) [氷見市立博物館蔵]

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