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特別展「氷見の郷の古代 -飛鳥・奈良・平安-」展の開催について


 氷見市立博物館では、特別展「氷見の郷の古代 -飛鳥・奈良・平安」展が開催されます。

 古代の氷見は越中国射水郡に属し、現在の氷見市域には阿努郷、宇納郷、古江郷、布西郷の四つの郷がありました。
 このうち阿努郷を本拠地とし、8世紀半ばには射水郡の大領として『万葉集』にその名がみえるのが安努君広嶋です。安努君氏は氏寺として氷見市小窪に瓦葺きの伽藍を備えた古代寺院を建立したとされ、また氷見市域を越えて他の郷に進出していたことでも知られます。
 こうした飛鳥時代から奈良時代、平安時代の氷見を知る手掛かりとなるのが、市内に154か所ある古代の遺跡です。特に平成13年以降、能越自動車道建設などに伴って実施された大規模発掘調査では、古代に関しても多くの発見がありました。
 今回の特別展では、そうした大規模発掘で出土した考古資料や館蔵資料を通じて、古代の氷見を紹介します。
〔チラシより〕

会 期;令和2年10月16日(金)~11月8日(日)
会 場;氷見市立博物館 特別展示室
観覧料;無料
開場時間; 9:00~17:00
休館日;月曜日(10月19・26、11月2日)

【資料解説会】
日 時;10月17日(土) 14:00から
参加自由
※1 入館にあたっては新型コロナウィルス感染予防対策にご協力ください。
※2 状況により内容が変更・中止になる場合があります。


【問合せ先】
 氷見市立博物館 0766-74-8231
 ホームページ;https://www.city.himi.toyama.jp/section/museum/
氷見の郷の古代チラシ-1  

氷見の郷の古代チラシ-2

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プロフィール

富山考古学会

Author:富山考古学会
1949年5月20日に設立。会の目的は、おもに富山県の考古学調査と研究、考古資料をはじめとする文化財の保存と継承、そして新人の指導。学会誌『大境』と連絡紙を発行。シンポジウムなどの研究活動、遺跡整備事業などに貢献。2008年、文部科学大臣表彰を受章。2011年、日本学術会議協力学術研究団体に指定。
※写真は氷見市大境洞窟(国史跡) [氷見市立博物館蔵]

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