高岡城本丸跡から建物礎石(高岡市)

高岡市教育委員会は、高岡城本丸の試掘調査で前田利長築城期の建物礎石を確認したと発表し、8月7日一般公開しました。

礎石は、本丸広場の中央から北部にかけて計16個確認されました。いずれも河川の玉石で、大きいものは50cm以上あります。小石などを根石として置き、その上に礎石を据えていました。

建物年代は、幕末以前の層に含まれていたところから、文献に表れる唯一の建築物である、慶長14(1609)年利長が建築した本丸御殿の可能性が高いとされました。

明治以降の開発を逃れて、良好な状態で検出されたことから、調査地点以外にも良好に遺構が残っている可能性が高まり、今後本丸の構造の解明が期待されます。国の史跡指定をめざす高岡市にとっては、大きな追い風になると評価されています。

なお、秋には車橋があったとされる朝陽橋付近の調査が行われる予定です。
スポンサーサイト

プロフィール

富山考古学会

Author:富山考古学会
1949年に設立。会の目的は、おもに富山県の考古学調査と研究、考古資料をはじめとする文化財の保存と継承、そして新人の指導。学会誌『大境』と連絡紙を発行。シンポジウムなどの研究活動、遺跡整備事業などに貢献。2008年、文部科学大臣表彰を受章。2011年、日本学術会議協力学術研究団体に指定。
※写真は氷見市大境洞窟(国史跡) [氷見市立博物館蔵]

最新記事

最新コメント

メールフォーム

富山考古学会および当ホームページにご意見や考古学情報をお寄せください

名前:
メール:
件名:
本文:

富山の天気

FC2カウンター