シンポジウム「とやまの貝塚」開催

10月23日(日)富山県立図書館において、富山県埋蔵文化財センター特別展記念シンポジウム「とやまの貝塚」が開催されました。100人を越える参加があり、石川・新潟県など隣県からも研究者が参加しました。貝塚からみえてくる縄文人の姿と生活を解明する目的で、考古学・人類学研究者を招き、最新の研究成果が報告されました。

第1部基調講演では、奈良文化財研究所埋蔵文化財センター長松井章氏が「日本の貝塚・世界の貝塚―貝塚からみえてくる縄文人の姿と生活―」と題し、デンマーク・北米・韓国など諸外国の実地事例から、日本の貝塚形成についての見解を示され、富山の小竹貝塚がもつ情報量の多さは重要であることを強調されました。
本会会員の国立科学博物館人類研究部長溝口優司氏(国立科学博物館人類研究部長)は、「北陸の縄文時代人と小竹貝塚出土人骨」と題し、出土人骨の研究方法と北陸の縄文人骨についてのこれまでの研究成果について報告されました。

第2部事例報告では、北陸各県の貝塚遺跡等の調査成果について報告がありました。
富山県は、本会会員の町田賢一氏が、調査を担当した小竹貝塚・氷見市上久津呂中屋遺跡の貝塚形成の報告、石川県は、真脇遺跡縄文館の高田秀樹氏が、真脇遺跡出土の海獣骨の報告、福井県は、若狭三方縄文博物館の小島秀彰氏が、鳥浜貝塚のこれまでの調査成果について報告されました。

第3部フォーラムでは、「貝塚からわかること」・「北陸の貝塚」をメインテーマに、講師全員による討論が行われました。司会は本会幹事の山本正敏氏(県埋蔵文化財センター所長)でした。
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プロフィール

富山考古学会

Author:富山考古学会
1949年に設立。会の目的は、おもに富山県の考古学調査と研究、考古資料をはじめとする文化財の保存と継承、そして新人の指導。学会誌『大境』と連絡紙を発行。シンポジウムなどの研究活動、遺跡整備事業などに貢献。2008年、文部科学大臣表彰を受章。2011年、日本学術会議協力学術研究団体に指定。
※写真は氷見市大境洞窟(国史跡) [氷見市立博物館蔵]

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