出来田南遺跡から荷札木簡(高岡市)

県文化振興財団埋蔵文化財調査事務所は、1月27日、奈良後半を主体とする高岡市出来田南(できでんみなみ)遺跡から、「丸部(わにべ)」の氏族名が書かれた荷札木簡が出土したと発表しました。川跡から出土したもので、富山大学鈴木景二教授(本会会員)が「丸部飯刀自女上米一半」と解読されました。周囲には倉庫跡などの建物遺構が多数あり、施設を示すと思われる「大家(おおやけ)」の墨書土器の存在から、米を集積する事務所の存在が推定されました。

この周囲は、東大寺領鳴戸荘のエリアとされており、その関連遺跡と考えられていますが、調査ではそれを特定する資料は発見されていません。
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富山考古学会

Author:富山考古学会
1949年に設立。会の目的は、おもに富山県の考古学調査と研究、考古資料をはじめとする文化財の保存と継承、そして新人の指導。学会誌『大境』と連絡紙を発行。シンポジウムなどの研究活動、遺跡整備事業などに貢献。2008年、文部科学大臣表彰を受章。2011年、日本学術会議協力学術研究団体に指定。
※写真は氷見市大境洞窟(国史跡) [氷見市立博物館蔵]

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