佐伯哲也著『越中中世城郭図面集Ⅱ』が刊行!

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本会会員である佐伯哲也氏の著作が刊行されました。
昨年の中央部編に続く第2作です。

越中東部の41の城館縄張図と解説からなります。

もっとも著名な松倉城(魚津市)については、論文並みの詳細な解説・考察が付されています。
一方で、決して有名ではない小規模城館についても丹念な調査研究の痕がうかがえるのは、それらなくしては中世城郭の全体像が把握できないという氏の信念によるもののように思われます。

あとがきで佐伯氏は、自身の縄張図について「忠実に遺構を描いていると思っており、そこから読み取れる情報を忠実に記載していると思っている」と記しています。縄張図作成から執筆まで佐伯氏一人で行われているその情熱を考えると、この言葉がきわめて説得力をもって聞こえます。

氏のライフワークともいえる縄張図作成の成果が凝縮された一冊です。
研究者だけでなく、地元の方が知られざる城郭の歴史を知るのにもうってつけの本といえます。

(A4判 86頁 2100円 桂書房)
                                    (NY)
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プロフィール

富山考古学会

Author:富山考古学会
1949年に設立。会の目的は、おもに富山県の考古学調査と研究、考古資料をはじめとする文化財の保存と継承、そして新人の指導。学会誌『大境』と連絡紙を発行。シンポジウムなどの研究活動、遺跡整備事業などに貢献。2008年、文部科学大臣表彰を受章。2011年、日本学術会議協力学術研究団体に指定。
※写真は氷見市大境洞窟(国史跡) [氷見市立博物館蔵]

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