富山城跡の発掘調査成果

○富山城跡 江戸期土塁を確認(富山市)

富山市埋蔵文化財センターは、富山城本丸の郷土博物館東側において、江戸期の土塁が残存していることを確認し、3月29日に現地説明会を行ました。調査地は天守台付近の土塁上で、江戸期絵図には土塁の表記がありますが、昭和29年の富山産業大博覧会の際、水堀側は模造石垣、曲輪内側は大きく削られ、玉石によるハ積石垣になりましたが、江戸期の旧土塁はしっかり残存していることがわかりました。

土塁堀側表面の傾斜は約40度で、土塁は土砂を硬く締めて築かれていました。

江戸期絵図には板塀の存在が描かれていますが、調査により天端は約1m削られてしまっていることが判明し、塀跡などの痕跡は確認されませんでした。江戸期とみられる直径1.3~1.5mの穴が2基見つかりましたが、何のため掘られたのかは不明です。
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富山考古学会

Author:富山考古学会
1949年に設立。会の目的は、おもに富山県の考古学調査と研究、考古資料をはじめとする文化財の保存と継承、そして新人の指導。学会誌『大境』と連絡紙を発行。シンポジウムなどの研究活動、遺跡整備事業などに貢献。2008年、文部科学大臣表彰を受章。2011年、日本学術会議協力学術研究団体に指定。
※写真は氷見市大境洞窟(国史跡) [氷見市立博物館蔵]

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